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第6回 「廻鮮ずし 松慶」
今週は川崎大師駅前のの「廻鮮ずし 松慶」を訪問。
ここは地元で3店舗のスーパーを経営する店が、昨年夏にオープンさせた店である。
スーパーならではの仕入れルートをいかし、鮮魚・鮮肉などをメニューに取り入れていると聞く。水産問屋や普通の寿司屋が回転寿司に進出してくることは多いが、地元のスーパーというのはなかなか面白い。
うまくいけば地元密着型の回転寿司屋の成功例になるやもしれない。
というわけで、川崎大師へと赴いた。
店構えは新しいだけあって、清潔感と高級感が漂う感じだ。最近の回転寿司屋は見た目が居酒屋っぽくなってきている。
確かにアルコールや一品料理が充実した回転寿司屋では、居酒屋気分で利用することができる。
店側も居酒屋の客を狙った店作りをしているのかもしれない。
店内には寿司メニューの他にアルコールのメニューがある。
寿司に合う純米吟醸酒を揃えているようで、東一、磯自慢、松の司、十四代など日本酒に詳しい人がみれば「ほほー、回転寿司屋にしてはなかなか上等な品揃えだね」というのではないだろうか。
それにあわせて一品料理も30種類ほどが揃っている。
店内には数組客がいたが、みな酒を飲んでくつろいでいる。
普通の寿司屋で飲んでいるような居心地の良さを感じているようだ。
いままで回転寿司屋というのは客の回転をあげて利益を生む、という構造であったが、
これではどうしても客を選んでしまう。
会社が帰りにちょっと一杯、というサラリーマンには見向きもされなかった。
が、このようにアルコールと一品料理を充実させると客の回転は悪くなるが、
ゆったりとくつろいでもらうことで客単価をあげよう、というのがこの手の店の特徴だ。
このように居酒屋使いができる形態は新世代の回転寿司屋といえるだろう。
で、まだ新しいベルトコンベアを見てみると「日本クレセント」社製であった。
なるほど、やはりそうかと思った。
日本クレセントとは回転寿司が誕生した初期の頃からベルトコンベアを作っていた会社の系譜であるが、ここにきて回転寿司屋のコンサルなども始めている。
いわば店舗のトータルプロデュースだ。
いままでのような客の居心地をまったく無視した店作りではなく、ゆったりと落ち着いてアルコールも楽しめる店作り、というのを推奨している。
コンベア以外にも回転寿司屋におよそ必要なものや店舗デザインなども手掛けている。
回転寿司というと特殊な産業であるが、日本クレセントに教えを請えば、脱サラして回転寿司屋を始めることも不可能ではない話なのである。
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自家製〆サバ 157円 |
マグロづくし 630円 |
ヒカリものづくし 262円 |
肝心の味の方はというとまずは合格点か。
スーパーの仕入れルートをいかし、全国各地からネタを仕入れているようだ。
ただ、寿司屋の華・マグロの味がちょっとガッカリか。
他のネタがなかなかに良いだけに惜しいところだ。
店の看板メニューは三崎港で獲れた魚を使った三崎づくし。
本カマス、メトイカ、キンメダイの3貫が乗った一皿である。
残念ながら訪れたときにはネタがなくなっていて食べられなかったが、訪れた際には是非とも試してみたい。
今回食べた中でなかなか良かったのが、自家製〆サバ。
トロサバのような食感に酢がよく馴染んでいた。
新時代の回転寿司屋はどこまで勢力を拡大していくのだろうか?
これからの回転寿司を語る上でキーになる店舗だけにこれからも注目をしていきたい。
今回の評価



「廻鮮ずし 松慶」
住所:神奈川県川崎市川崎区大師駅前1-6-9
電話:044-280-1180
営業時間:11:30〜23:00(L.O)
定休日:無休




